勉強の仕方 〜現国〜

対策なし。

朝日新聞の天声人語とかを読み続けると受験にいい、とか言う人もいますが、経験から受験国語能力の錬成とはほとんど関係ないと思います。むしろ、悪文もあるので害になることの方が多いと思います。新聞を取るのもお金がかかるし。

昔「声に出して読みたい日本語」という本が流行って、音読の有効性が見直されたりしましたが、その本の通り名著と呼ばれる本の音読等の方が、なんとなく健全な気がします。東大模試で満点をとった知人は、向田邦子の小説か何かを書き写していたようです。但し、どれも「気がする」のレベルであまりロジカルではないですけどね。

作文に関しては、本多勝一さんが書いた「日本語の作文技術」という本がとても参考になりました。本ブログの文章からそれが読み取れない、というご指摘はあるかと思うのですが(すみません)、誤解を生まない、すっきりとした文章をつくるためにどこを工夫するかというポイントが説明されているのでとてもいいと思いました。これは、どこかの授業で教材として採用して欲しいな。受験向けのみならず、就職活動、社会人になった後に読んでもいいと思います。