【就活】面接

時代時代で流行っている面接単語、例えば「地頭がいい」「ロジカルシンキング」「コミュニケーション能力」について、応募者が気の利いたエピソードを作れる能力があるかどうかを見る試験です。

よほどの天才とかでなければ、人の能力そのものについては余り差はない(そもそも受ける会社の立ち位置そのものが受験者を一定水準にスクリーニングしている側面がある)ので、ここでどう自分を演出するか、が合否の分かれ目となります。

謙虚な真実と嘘や誇張の境目で自分を演出する能力があるかどうかを見られているとも言えます。別のポストでも言ったように、体育会系で根拠のない地震に満ち溢れた人は、他の人からみたら大したことのないことでも、さも世界的な達成事項のように感じ、語るので、自己演出が結果的には上手くいく、ということになります。

上記の通り面接は、本人の資質や達成事項よりも「本人の自己演出力」を見る試験であることは間違いありません。破たん無くそれらをやってのける人間はそれほど市場に出回っておらず、営業現場でも役に立ちますので、「たった数十分で応募者を見ることはできない」といった批判は、半分正解で半分間違いになります。嘘やハッタリが横行するこの世の中(ビル・ゲイツスティーブ・ジョブズですらそうです)で、自己演出は一つの大きな武器と言えるので、少なくとも日々の業務を行う上で、使い方によっては利益になるスキルを評価出来ていることになるからです。