GMATの取組パターン

■Official Guideを繰り返し解いただけ。塾なし

これ少なからずいる。というか体感半分近くはそうなんじゃないかな。(日本人受験生の中でも)

MBA受験生のBlogを見ると塾に通っている人が圧倒的多数のように思えるが、実はそうではない。MBA受験生の多数を占める外銀・コンサルティング在籍者(受験生の多くは新卒で入った人間)は、帰国子女だったり、いわゆる「お勉強」が異常に得意な人たちだったりして、難関と言われる試験も塾やなんやらに通わず楽々突破したりする。GMATもしかり。
(楽々、という表現には語弊があるかもしれない。何故なら彼らは深夜12時に「早め」に仕事を切り上げ、午前3時まで勉強、午前7時出社、といったようなスケジュールを平気でこなすような人間だったりするからだ。)

彼らは洞察力にも優れていて、予備校が何年もかけて積み上げてきたノウハウを、問題を解く中でなんとなく身に着けていったりする。確かに、GMATで気を付けないといけないポイントというのは、それ程高度なものではない、と今振り返るとそう思うので、中にはこんな人がいても不思議ではない。

■取りあえず模試とか本番を受けて、弱点分野の参考書を読み、Official Guideを繰り返し解く

これも割といる。一番上の人間の亜種かな。帰国子女で英語はできるけど、慎重を期したい、みたいな。特に数学だけ弱いので、以下のKAPLANの問題集を解くだけ、という人とか。





■Mathはマスアカ、Verbalも評判のいい参考書を使って勉強。Official Guideを解く。

これは意外と見ない。
私が想像する理由は以下の感じ。

①上記で挙げた方法でGMATを突破できない層(つまり純ドメとで英語力が一般的な人)は、オフィシャルガイドを解いてもVerbalの解答説明が全く理解できなかったり、文章に出てくる単語のレベルや種類に余りにも馴染みがなかったり、といった経験をするので、日本人には攻略不可能なテストではないかという恐怖に陥る。

②加えてネットで検索しても、Webでの記事を見ても、独学で突破した人がほとんど見当たらない。いたとしてもそもそも前述のようなスペックを持った人間(帰国子女とか超そもそも頭がいいとか)だったりして参考にならない、独学は無理と考える。

③最後に時間制限の問題もある。大概の受験生はアプライまでの時間が結構シビアなので、独学で失敗して時間を浪費することへの恐れが非常に高い。実際私もそうでしたし。blogの記事にも「時間の節約のためにも塾が必須」といった表現をしている人がたくさんおり、リスク回避意識が高まっている中で、塾が非常に魅力的に見える。

④これはちょっと違う視点。TOPMBAを目指したいと思う人間は、たとえ私費で厳しい財政かもしれないが100万円くらいなら追加でなんとか支払えてしまう。

私はこのパターンだったのですが、半年くらいはかかってしまいましたが無事合格に必要な点はとれました。各セクションに関する記事は以下の通りです。興味があればご覧になってください。

IR
http://h-hahn.hatenablog.com/entry/2014/03/14/112103

Math
http://h-hahn.hatenablog.com/entry/2014/03/14/110659

SC
http://h-hahn.hatenablog.com/entry/20130821/1377047389

CR
http://h-hahn.hatenablog.com/entry/20130821/1377047441

RC
http://h-hahn.hatenablog.com/entry/20130821/1377047519



■Mathはマスアカ、VerbalはSC、CRを有名塾に頼る。

これはMBA Blog関連でよく見られる作戦ですね。気になるお値段ですが、30万円〜50万万円くらい。Mathも塾に頼ることもできますが、受験料も含めたら、総額で100万円くらいかかってしまうことも。

完全独習でOGだけやってたような人、かつ700点越えの人の記事があまり見かけられないのは、なにか理由があるんですかね。大した苦労もしてないから、記事を書くほどではない、って気持ちなんでしょうか。

ご参考

後ほどの記事でも紹介しますが、マスアカというのは、GMAT受験者にとてもとても有名な参考書(日本語)になります。詳細は以下サイトをご覧下さい。個人的にはとても役に立ったと思っています。
http://www.bekkoame.ne.jp/~mathebit/