勉強の仕方 〜化学〜

■まず、比較的薄くて簡単な問題集を一冊仕上げる。
(一例)

無機・有機等で暗記作業が進まない人は、理論や背景にある情報を詳しく解説している参考書を一通り読むと作業がはかどる可能性がある。一つの化学反応をストーリーとしてとらえることができるので、記憶の取っ掛かりができやすいからだ。また、珍しいパターンの化学反応に関する問題についても、原理原則を理解しているので、対応できるという副産物もある。
但し、丸暗記に比べると時間がかかることはかかるので、丸暗記が得意な人は丸暗記して、重要問題集なんかをガンガン解いていくのがいいと思います。(丸暗記した後で、問題演習を通じて各反応のなんとなくの「感じ」をつかむ、というのは、ある話だと思います。) 

【理論や背景について詳細に解説がしてある参考書例】

駿台 有機化学(原点からの化学)、無機化学(原点からの化学)
特に無機化学は、各元素が持つ電子の数が化学反応にどう関係するかが、厳密になり過ぎない程度に説明されているので、すごく勉強になりました。化学反応がストーリーのように理解できるので、忘れにくいですし、おすすめです。

■2次試験で化学を使う人は、仕上げに各大学の問題傾向に合った実践的な問題集を解く。
理論化学・全般

有機化学

無機化学

東大京大の医学部であれば 新理系の化学 問題100選等を追加でどうぞ。
それ以外の大学・学部だったら、ここに時間を投資すべきかどうか(古文・漢文などで10点積み増しできる余地が残っているか)判断すべき。