TOEFL Listening(基礎力)

Listeningパートは、非常に取り扱いが難しいです。耳の良さには個人差が非常にあるように思います。同じ勉強量でも、すぐに上達する人とそうでない人の差が大きいように感じています。

そのため、一般的にいいと言われている方法のみの紹介となりますが、記していきます。
ポイントは、文字と実際に話されている音との関連性を身に着けることです。


シャドウイング
 CDや動画などで話されている会話や講義の文章をトレースしながらしゃべるリスニングトレーニングです。
 初歩的な題材としては、DUO 3.0(単語集)の例文、中学・高校の教科書音声、といったものがあります。ラジオ英会話なども対象になるでしょう。

 

②歌う
 文字通り洋楽を歌います。このとき非常に大切なのは、歌手が早口になったときに、どの音を出してどの音をほとんど無視しているか、どの音とどの音が圧縮されているか、できるだけ自分でも再現するように努力することです。

例えば下の動画(古いですね、年齢がばれるかも)Stingが歌っているEvery Breath You Takeという歌です。

この歌の後半部分の歌詞に以下のようなものがあります。
Since you've gone I've been lost without a trace
I dream at night, I can only see your face
I look around, but it's you I can't replace
I feel so cold, and I long for your embrace
I keep crying baby, baby please,


Stingさんは、以下のように()でくくった部分の音をつなげて歌っています。


Sin(ce you)'ve gone I've been los(t wi)thou(t a) trace
I drea(m a)t nigh(t, I) ca(n on)ly see your face
I loo(k a)round, bu(t i)(t's you) I can't replace
I feel so col(d, a)n(d I) long for your embrace
I keep crying baby, baby please,


発音通りにスペルを書くとこんな感じになります。


Sin ceyou've gone I've been los twi thou ta trace
I drea mat night, I canon ly see your face
I loo ka round, bu ti t'syou I can't replace
I feel so col d,an dI long for your embrace
I keep crying baby, baby please,


このあたりをなるべく再現するように歌ってみるのがいいのではないかなぁと思います。スピーキングにも役に立つと思います。TOEFLの採点基準の大きな要素の一つに「発音」がありますので。


③単語力
 これはReadingのパートで説明した通りです。わからない単語を極力減らすことで文意をつかみ損ねる危険性をできるだけ下げます。


④映画やドラマを英語字幕で見る
 実際に何が話されているのか確認しながら映像を見ます。英語字幕が画面にない場合でも、インターネットで ドラマ名+Script という単語で検索をすると出てくる可能性があります。
また、TED(http://www.ted.com/)というサイトでは、さまざまなジャンルにわたる「スピーチ」を字幕付きで見ることができます。最初は字幕なしで、次は日本語字幕で、次は英語字幕で、といった感じで内容を確認しながらリスニングを鍛えることができます。