TOEFL Writing(Independent)

TOEFLのライティングパートは2つに分かれています。
お題に沿って自由に作文するIndependent、一つの文章とそれに対する講義からサマリを作成するIntegratedです。

本項ではお題に沿って自由に作文するIndependentのパートについて説明します。

■概要
大学生は課外活動を大いにすべきか否か、といったお題が出てそれに対して英文で自由作文をします。
良い点を取るには300words(単語)以上の文章が望ましいといった表現がある他は制限は明記されておりません。


■対策
パターン化、テンプレートの暗記が有効です。理由はいくつかあります。

①採点者が見て自然と思える体裁を身につけることができる。
日本語の作文にも段落頭は一文字下げる、といったルールがありますが、当然英文にもそれに類するものがあります。そのような基本的な作法を身につけることができます。

②採点者が見て自然と思える構成を身につけることができる。

意見表明 → 理由①&具体例① → 理由②&具体例② → 理由③&具体例③ → 結論

といったような段落毎の流れについて学ぶことができます。どうやら、外国人は小学校や中学校の段階で「作文」をかなりシステマチックに学んでいるようです。彼らはその授業を通じていくつかの代表的なフォーマットを身に着けています。フォーマットのうちどれが正しい、ということはないのでしょうが、どれかに沿った方が同じように教育を受けた外人の採点者も読みやすいのだと思います。

③間違いを犯す箇所を限定することができる。
テンプレート型のアプローチを行うと、自分が本当に自由作文をしなければならない部分を限定することができます。それはすなわち、自分の英語力が及ばない部分を限定することになります。書き終えた後に見直しを行う際も、テンプレート以外の部分を重点的に見直すことができるので、とても効率的になります。


■教材
(追記&注:私は当時Johnの父親であるJackのサービスを利用していましたが、その後のJohnの評判を聞くに当たり、現在ではEssay2Dayは効率的な方法ではなくなっているかもしれない、という気持ちになっています。指導のクオリティ低下のみならず、添削までのリードタイムも伸び伸びになっているとのこと。彼の書き方のパターンをどこかのサイト http://andymina.blog136.fc2.com/blog-entry-458.html
で拾ってきて、他の添削サービスを使った方が安いし精神衛生上いいかもしれません。)

私自身は、Essay2dayのJackという方に指導して頂きました。
彼のアプローチは、序文、説明1、説明2、説明3、結論という構成。この構成はコピーアンドペーストをとても利用しやすい形で、文字数が400弱くらいまで簡単に増えるので文字数については心配する必要がなくなりました。また、無駄に記述を水増しするようなことをしなくてもよくなるので、具体的な説明を3つ考えるのに集中できる、という利点もあります。

現在は息子のJohnがサービスを引き継いでいて、興味のある方は、(Essay2day.john@gmail.com)まで直接ご連絡ください。

サービス費用はUSD200/月程度だったと思います。(現在は変わっているかも。)
平日のみ稼働で2営業日以内に添削、ということだったので、大体月に最低5本、頑張れば10本近く添削してもらえる計算です。まぁまぁのコストパフォーマンスですね。
 
私はこれで7、8回くらい練習した後で、5付近の点数を安定してとれるようになりました。

時々彼のコメントが無駄に辛辣だったりするので、私のように心が弱い方は、厳しいコメントの部分は削ってみないようにするのがいいと思います。彼の競合が出てくるといいんですけどね。

■現在のJohnのサービスを利用する際に気を付けたい点(また状況が変わってくるのかもれませんが)

−彼の提唱するテンプレートの運用から少しでも外れると怒涛のように指導が入るが、明らかな文法エラー以外は無視してかまわない。

−具体的には各パラグラフにおいて5つの文章を書け、という指定があるが、それは守る必要がない。むしろ、TOEFL側のTemplate対策が進み、コピーアンドペーストによって実効単語数(実際にカウントされる文字数)が減っているのでは、という指摘がある現在のTOEFL Writingでは、コピペに利用しない部分の単語数を稼ぐ必要あり、積極的にセンテンスは増やしていくべき。

−序文、反対意見への理解表明1、自分の立場の説明1、自分の立場の説明2、結論という構成を教えるかどうかどうかはJohnの中で決まってなさそうだが、自分の意見をサポートする説明を3つ考えることが苦しい場合は積極的に利用していくべき。実際に作文をしてみるとわかるが、自分の意見をサポートする理由をダブりなく短時間で3つ挙げるのは思いの他難しいです。なので、確かにこういう意見があって、そこそこリーズナブルと私も思うのですが、という趣旨の段落を一つ入れることで、自分の意見をサポートする理由を2つだけにできる。二つくらいなら結構簡単に思いつきます。


■便利ツール
メモ帳では単語数がわからず、ワードではスペルチェックが自動的に入ってしまうので、Text Analyzer(http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se144972.html)を使っていました。
インストール不要で、セキュリティポリシーにちょっとうるさい会社のパソコンでも使えてよかったです。